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コラム

環境省の統計で見る犬と猫の引取りと譲渡 動物愛護センターから迎える流れ

犬や猫を家族に迎える方法は、ペットショップやブリーダーから購入するだけではありません。環境省のパンフレットは、入手先の例として、ブリーダーやペットショップと並べて、動物愛護センターや保健所を挙げています。ここでは、環境省が公表している統計で犬と猫の引取りと譲渡の数を確かめ、群馬県とさいたま市が案内している譲渡の流れを紹介します。数字は、統計に書かれた年度と区分のまま記します。

環境省の統計で見る、犬と猫の引取りと譲渡の数

令和6年度の引取り数

環境省は、動物愛護管理行政事務提要をもとに作った統計資料として、犬と猫の引取りと処分の状況を公表しています。いま掲載されている表の対象期間は、令和6年4月1日から令和7年3月31日までの1年間です。この期間の引取り数は、犬が17,399頭、猫が22,010頭で、合計は39,409頭でした。犬の内訳では、所有者不明の成熟個体が12,300頭でいちばん多く、飼い主からの引取りは成熟個体が2,072頭、幼齢の個体が143頭です。猫では、所有者不明の幼齢の個体が11,062頭と、ほかの区分より多くなっています。表の注では、幼齢の個体は、主にまだ離乳していない個体のことだと説明されています。注によると、所有者が分からない成熟個体の数には、狂犬病予防法による抑留も含まれます。

返還と譲渡、殺処分の数

同じ表によると、引き取られた犬のうち飼い主の元へ返還されたのは6,630頭、新しい飼い主へ譲渡されたのは8,797頭でした。猫は返還が225頭、譲渡が16,854頭で、譲渡のうち9,388頭は幼齢の個体です。同じ年度の殺処分数は、犬が1,964頭、猫が4,866頭と公表されています。このほか、けがをした状態で収容された動物の数も別の表に載っていて、令和6年度の収容数は犬が503頭、猫が7,394頭でした。

平成16年度からの移り変わり

同じページには、平成16年度から令和6年度までの推移の表も載っています。平成16年度の引取り数は、犬が181,167頭、猫が237,246頭、合計で418,413頭でした。令和6年度の合計39,409頭と並べると、引取り数はこの間に大きく減っています。一方で、返還と譲渡を合わせた数は、平成16年度が29,323頭、令和6年度が32,506頭です。犬だけを見ると、令和6年度は引取り数17,399頭に対して、返還と譲渡の数が15,427頭でした。なお、平成16年度と17年度については、犬の引取り数が、狂犬病予防法による抑留を考えに入れた推計値だと表の注に書かれています。

動物愛護センターから迎えるときの流れ

群馬県動物愛護センターの場合

群馬県動物愛護センターは、収容されたあと飼い主が分からなかった犬や猫のうち、健康の状態や人への慣れ、性格などを見て譲渡に向くと判断したものを、県民や譲渡認定団体へ譲っています。譲る前には、混合ワクチンの接種と、寄生虫などの駆除を行っていると案内しています。新しい飼い主になるまでには、譲渡前講習会の申込みと受講、面接、犬や猫とのマッチング、譲り受け、譲渡後の報告という5つの段階があります。講習会はオンラインで受け、飼うときのルールやマナー、犬や猫の習性と病気、関係する法令の基本を学びます。66歳以上の人や独居の人が申し込むときは、20歳から60歳までの後見人を立てることが求められています。面接のあと、要件に合うと判断されると譲渡希望者登録証が交付され、その有効期間は一年間です。譲り受けたあとは、6か月以内に飼育の状況を報告することになっています。連れて帰る日には、犬ならリードや首輪、ケージやキャリーバッグなど、猫ならケージやキャリーバッグなどを用意しておくよう案内されています。

さいたま市のセンターの場合

さいたま市の動物愛護ふれあいセンターでも、犬や猫の譲渡を行っています。対象は、市内で保護や収容をされて飼い主が見つからなかった犬や猫と、いろいろな事情で飼い主が手放した犬や猫です。雑種が多く、年齢がはっきりしない成犬や成猫が多いこと、センターで基本的な健康診断と性格の診断を済ませていることも書かれています。譲渡の条件には、原則として65歳までの市内在住の人であること、同居する人全員が同意していること、譲渡前講習会に出られること、猫は室内で飼うことなどが並んでいます。自分に何かあったときに代わりに世話をしてくれる人がいて、その人の同意の署名を得られることも条件の一つです。手続きは、事前の申込み、講習会の受講、審査、2週間程度のトライアル、正式な譲渡の順に進みます。犬を譲り受けたときは、狂犬病予防法に基づく登録をすることになります。センターは飼う前によく考えるよう呼びかけていて、動物が長生きすることや、毎日の世話と通院に時間とお金がかかることを挙げています。

まとめ

環境省の統計によると、犬と猫の引取り数は、平成16年度の418,413頭から令和6年度の39,409頭へと減っています。令和6年度には、犬が8,797頭、猫が16,854頭、新しい飼い主へ譲渡されました。群馬県とさいたま市のセンターは、講習会や面接、マッチングやトライアルといった段階を経て、犬や猫を新しい飼い主へ譲っています。条件や手続きは自治体ごとに違うので、迎えたいと考えたときは、住んでいる地域のセンターの案内を読むところから始めることになります。迎えた日を家族の記念日にして、その日の姿を写真に残しておくのも一つの方法です。

ペット写真館 towan のご案内

towan(とわん)は、犬や猫などのペットの写真撮影を案内しているフォトスタジオです。群馬県の高崎市・太田市と、さいたま市見沼区の4店で案内しています。撮影のスタイルとして、スタジオ撮影のほか、家族と一緒の撮影、七五三や誕生日などの記念日撮影、季節のロケーション撮影、自宅への出張撮影、生前遺影の撮影、肖像撮影を案内しています。撮影の予約や問い合わせは、公式サイトのWEB予約・お問合せからご相談ください。

参考にした資料

各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。