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コラム

犬種別犬籍登録頭数で見る、日本で多く登録されている犬種の移り変わり

街で見かける犬にはどの犬種が多いのか、気になったことのある人もいるでしょう。犬の血統登録を行っている団体のジャパンケネルクラブ(JKC)は、1年間に新しく血統登録された犬の頭数を、犬種ごとに「犬種別犬籍登録頭数」として公開しています。ここでは、最新の2025年の数字を中心に、2024年、2015年、2005年の数字と並べて、多く登録されている犬種の移り変わりを見ていきます。

犬種別犬籍登録頭数とはどんな数字か

数字の定義

JKCの説明によると、この数字は1月から12月までの1年間に、JKCの血統データへ新たに登録され、血統証明書が出された犬の頭数です。JKCは純粋犬種の犬籍登録を活動の柱の一つにしていて、1949年から犬籍の登録と管理を続けています。JKCは、今日見られる犬種の多様さを、人が暮らしの目的に合わせて改良を重ねてきた結果だと説明しています。また、犬種ごとに理想の姿を文章で書いた「スタンダード」があり、ドッグショーでは犬どうしを直接比べるのではなく、スタンダードにどれだけ近いかが審査されるとしています。JKCの加盟先である国際畜犬連盟(FCI)は、2026年7月の時点で364の犬種を公認しているとされています。

読むときの注意

ページには、この数字は1年分の頭数なので、日本にその数しか犬がいるわけではないという注意が添えられています。犬の寿命を10年から15年と仮定して、その間の登録数を足し合わせれば、おおよその頭数がつかめるとも書かれています。ただし、登録のあとに亡くなった犬や輸出された犬の数は含まれていないとされています。また、血統登録をしていない犬はこの数字に入らないため、飼われている犬全体の内訳とは別のものとして読む必要があります。

年ごとの数字を並べてみる

2025年の上位の犬種

2025年の合計は141犬種で302,530頭でした。いちばん多いのはプードルの69,342頭で、そのうちトイ・プードルが66,189頭を占めています。プードルの内訳は、トイのほかにミニチュアが260頭、ミディアムが372頭、スタンダードが2,521頭です。ダックスフンドの内訳は、ミニチュアが23,097頭、カニーンヘンが7,373頭、スタンダードが145頭です。2位はチワワの46,221頭、3位はダックスフンドの30,615頭、4位はポメラニアンの22,853頭、5位はミニチュア・シュナウザーの15,268頭です。6位から10位は、マルチーズ、フレンチ・ブルドッグ、ヨークシャー・テリア、ビション・フリーゼ、シー・ズーの順でした。12位から14位は、パグの4,928頭、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの4,665頭、ボーダー・コリーの4,640頭と続きます。大きな犬種では、ゴールデン・レトリーバーが11位で7,472頭、ラブラドール・レトリーバーが19位で3,410頭です。日本の犬種では、柴が16位で3,598頭、日本スピッツが28位で1,467頭、狆が35位で386頭、秋田が40位で263頭でした。このほか、甲斐が60頭、四国が51頭、北海道が24頭となっています。

2024年と比べる

2024年は139犬種で306,642頭が登録されました。上位5犬種の顔ぶれは2025年と同じで、プードルが76,543頭、チワワが47,313頭、ダックスフンドが29,262頭、ポメラニアンが21,783頭、ミニチュア・シュナウザーが15,137頭です。プードルは2025年のほうが少なく、ダックスフンドとポメラニアンは2025年のほうが多くなっています。

2015年と2005年の数字

2015年は134犬種で301,605頭で、1位のプードルが78,055頭、2位のチワワが51,329頭でした。この年は柴が5位に入っていて、頭数は12,470頭でした。6位以下は、ヨークシャー・テリアが11,969頭、シー・ズーが9,454頭、ミニチュア・シュナウザーが8,889頭と続きます。さらにさかのぼった2005年は148犬種で554,141頭と、合計の頭数がいまより多い年でした。2005年の1位はダックスフンドの138,163頭で、そのうちミニチュアが134,343頭でした。2位はチワワの86,343頭、3位はプードルの57,686頭です。4位以下には、ヨークシャー・テリアの25,054頭、パピヨンの23,230頭、シー・ズーの19,285頭、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークの18,426頭が並んでいます。20年の間に、1位の犬種がダックスフンドからプードルへ移り、チワワは2005年、2015年、2024年、2025年のいずれの年も2位に入っていることが分かります。

まとめ

ジャパンケネルクラブの犬種別犬籍登録頭数は、1年間に新しく血統登録された犬の数で、2025年は141犬種、302,530頭でした。上位はプードル、チワワ、ダックスフンド、ポメラニアン、ミニチュア・シュナウザーの順です。数字は1年分の登録であり、登録後に亡くなった犬などは差し引かれていないため、飼われている犬の数そのものとは区別して読むことが大切です。小型の犬種から大きな犬種まで、体の大きさが違えば、写真を撮るときの場所の広さや目線の高さも変わってきます。

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参考にした資料

各ページの内容は、2026年10月13日に確かめたものです。